karajanjanの日記

カラヤンについて語りましょう

ご冥福をお祈りいたします

 素晴らしいソプラノ歌手でいらっしゃった佐竹 由美(さたけ なおみ)さんが先日、お亡くなりになりました。

 

 ここ数年はコロナ禍で演奏会にも出向かず、オーケストラやコーラスの練習等にも参加していませんでした。そのため、音楽家の方とはお会いする機会があまりなかったので、突然の訃報に驚いています。

 佐竹先生とはドイツでベートヴェンの第9で共演したり、日本ではカルミナ・ブラーナで共演したりと、色々とお世話になりました。先生出演の演奏会後も楽屋に通して頂いたりして色々お話してくださいました。あの歌声がもう聴けないともうと残念でなりません。

 ご冥福をお祈りいたします。

 

 ここのところ、音楽界は悲しいニュースばかり。ロシアのウクライナ侵攻問題で、ロシアの音楽家の解任や辞任が続いています。また、ロシア音楽そのものが演奏会のプログラムから外されたり、音楽番組でもロシアものは急遽変更になっているようです。

 今のところ普通に暮らしている私がロシアの音楽家にどうすべきかは言う立場にないと思っています。戦争には反対ですが、あちらの方にはそれぞれの立場、状況がおありでしょう。反政府的な行いをすると捕まる可能性もあります。反政府的な情報を流せば罰せられるという法案も出たようです。そんな社会で暮らしている人々は、心では反政府的でもそれを公言できない辛さがあるかもしれません。(侵攻について肯定的であれば非難されてしかるべきだとは思います)真実は分かりませんが、第2次世界大戦時のドイツの音楽家も同じだったのでしょう。フルトヴェングラーカラヤンも戦時中の態度が問題となり、戦後も演奏活動を停止されていました。

 本当にいけないのはとのかく戦争そのもの。1日も早く、悲しい話題がなくなってくれることを望みます。そうすれば音楽家の皆さんも辛い思いをしなくて済むのですから‥‥。