karajanjanの日記

カラヤンについて語りましょう

奇才!タルモ・ペルトコスキ

9月に入って、本当に天候が安定しないですね。過ごしやすい秋はどこへ行ってしまったのでしょう‥‥。

さて、本日は、カラヤンの話題ではなく、私が今注目している若きマエストロ、「タルモ・ペルトコスキ」を紹介したいと思います。

 

 

「タルモ・ペルトコスキ」をご存知ですか?

 クラシック音楽界に限ったことではないとは思うのですが、「昔の○○はよかった。今の△△は足元にも及ばない‥‥」なんていう評論がよく出回りますよね。私も一歩間違えるとカラヤン・バーンスタイン・クライバー・アバドなど、鬼籍に入られた方の演奏しか聴かない傾向にあります。かろうじて現役のムーティを聴くくらい。でも、現在活躍している若き指揮者だって、類まれなる才能を持った人がいるはず。ということで、若手指揮者を意識的にチェックしていたのですが、この1年で、素晴らしい指揮者に出会えました!それがペルトコスキです。

ペルトコスキは弱冠26歳!フィンランドに2000年に生まれた指揮者・ピアニストなんです。見た目はハリー・ポッターみたい。あどけなくて可愛らしいんですよね。でも出てくる音は信じられない素晴らしさです。こんな方ですよ。

        

 

ペルトコスキとの出会い

このペルトコスキをどこで知ったかというと、Eテレのクラシック音楽館で放送された、N響との演奏会でした。ペルトコスキのことは実はそれまで全く知りませんでした。しかし、次回の放送はと、ペルトコスキとN響の様子が少し映し出され、その音を聴いた時「ピキッ!」と電流に打たれたような気持になったんです。なんていい音がするんだ!いい音と言うと抽象的過ぎますよね。違う言い方をすると、明るい色彩溢れる音がしたんです。そんな期待を持って、Eテレのクラシック音楽館を観てみました。

この演奏会はマーラーの交響曲第1番「巨人」が取り上げられていました。いやぁ、曲の始まりのピアニッシモの音。本当に澄んだ、しかも明るい音なんですよ。ペルトコスキの作りだす音楽は、一本の細い糸が曲の終わりまでずっとつながっていて、その糸を自在に操っている感じです。糸の太さを途中で変えながら、1曲を紡いでいく。実にきめ細やかに紡いでいて、嫌な音が一つも感じられませんでした。繊細かつ決して聴き手がナーバスにならない音楽が広がっていました。こんなマーラーの1番を聴いたのは初めてでした。マーラーといえば、バーンスタインかもしれませんが、バーンスタインの「巨人」よりも心を奪われましたね。

誠実な指揮ぶり

そんなペルトコスキの指揮はと申しますと、短めのタクトを少し、えぐるように振る事が多いかもしれませんが、見ていて、分かりやすい指揮です。実は、最近の指揮者、見ていて、どう振っているか分からず、雰囲気だけ醸し出しているようなタイプの人が多い?気がして、そういう面からも、好きになれなかったのですが、彼は違いました。奇を衒った指揮をしないんです。どういう音楽を作りたいのか、体全体で表現していて、見ていてとてもHappyな気持ちになれるんですよね。ある意味、バーンスタインの指揮も見ていてHappyになれる要素は多いと思うのですが、バーンスタインほど大げさではないけれど、体から放出されるパワーは凄いんです!先程も述べましたが、可愛らしい容姿からは考えられない大きな音楽が作り出されているわけです。ハリー・ポッターのようだとも書きましたが、まさに、タクトで魔法をかけられているのではないかと思ってしまいました♬こんな26歳がこの世にいたんです。いや、私がN響の演奏会を観たのが昨年でしたから、25歳だったんですよね。

今日はEテレで演奏会放送

そして、本日、まさに今ですが、Eテレでトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団を率いた演奏家を放送しています。

1曲目はラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」でした。辻井伸行さんをソリストに迎えての演奏でしたが、期待に違わぬ、明るい響きの演奏でした。曲の持つ暗い部分は独特のえぐる様なシャープな指揮ぶりで披露してくれました。基本的に空に向かって音の糸が伸びていくような清々しい演奏だったと思います。

そして2曲目はマーラーの交響曲第6番「悲劇的」です。リハーサルの様子が流れていますが、冒頭、とっても遅いですね。ただならぬ演奏のような気がします。

それではこのあとは、ペルトコスキの悲劇的を堪能したいと思います。

皆さんも、是非、タルモ・ペルトコスキ、一度、聴いてみてください。若きマエストロの演奏の感想、お待ちしていますね。

 

カラヤンの目指した録音

ここのところ天候が安定しませんね。暑くないのはいいですが、大雨がちょっと心配です。

さて、今回は久々にカラヤンに関する記事を綴っていきたいと思います。

ハワイのバカンス中、久々に読書をする時間も持てました。その際に、家の本棚の奥に眠っていたこんな本をトランクに入れて持っていたんです。                  

                

 

文藝別冊「カラヤン」

「カラヤン」 今「帝王」の時代を再検証する!と題した本です。河出書房新社の文藝別冊2013年6月に発行された本です。発売された時はすぐに購入し、あっという間に読んだという記憶はあるのですが、この本に書かれている様々な方の記事の内容はすっかりと飛んでおりました‥‥。

 

著名な方々が投稿

この特集に際して、当時の著名な方々が、それぞれの観点で貴重な記事を書かれていました。諸井幸生氏・宇野功芳氏・出谷啓氏・柴田南雄氏・藤田由之氏・歌崎和彦氏など、一度は名前を目にしたことのある方々ではないでしょうか。ご想像の通り、宇野氏はカラヤン批判の文章になっております。カラヤンの再検証ということなので、賞賛だけでなく、批判的な面も必要だったのでしょうね‥‥。

その中で、私が今回取り上げたいのが、山田治生氏の「最新映像作品で伝えられた帝王の実像」という章です。

 

「素顔のカラヤン」

山田氏の書かれた「最新映像作品」とは、私も何度かこのブログで取り上げたことのある「素顔のカラヤン」(原題は「THE SECOND LIFE KARAJAN」)です。

             

山田氏は、この映像作品の中にあるカラヤンの次のような言葉を引用していました。

「すべての席で同一の響きを体感できるホールなどありません。ホールが音楽を変えてします。聴こえ方にムラがあるんです」

その通りですよね。皆さんもクラシック音楽に限らず、席によって聴こえ方や見え方が全然違ったという経験をなさっているのではないでしょうか?席は同じだとしても、前に大きな人が座っただけでも聴こえ方は大きく異なりますよね。だから、生の演奏や公演はまさに言葉通り「一期一会」なわけです。ということは、「あの演奏は素晴らしかった♫」とある演奏会の感想を述べあっている場合、AさんとBさんは実は違う聴こえ方をしているのでしょう。もしかすると、AさんとBさんの席が入れ替わっていれば違った感想になった可能性もあるということですね。

 

「録音」の価値は低いのか?

一般的に、録音よりも生の演奏の方が価値の高いと考えられている傾向がありますよね。確かに、臨場感や特別感を考えると、それは否定されるべき考えではないと思います。ですが、「録音」が価値が低いわけではないと思うんです。

クラシック音楽好きの方々でフルトヴェングラーやワルターを好んでいる方は多いと思いますが、この方々の生の演奏に立ち会ったことのある方はどのくらいいるのでしょうか?日本で、フルトヴェングラー推しの方も、実演に接する機会があった方はごくごくわずかだったと思うんです。でも、「フルトヴェングラーはすごい、カラヤンはダメだ!」とよく話されています。「カラヤンは録音の指揮者、フルトヴェングラーはライブの人だ!」という評価もよく聞かれますが、音楽評論家の多くの方々は実は「レコード」を聴いて、色々な巨匠の演奏に接し、自分の意見を書いていたのだと思います。もちろん生の演奏を聴かれた方もいらっしゃるでしょう。でも、実演とレコードやCD、どちらを聴いた回数が多いのでしょうか?おそらく、多くの方が「録音」をベースに自分の思いを語っているのが現実だと思うんです。

 

多くの人が同じ条件で聴ける

実演よりも録音に接する機会が多くなると次のような演奏を考えるようになると思います。その考えとは、「多くの人が同じ条件で聴ける」。そう、これがまさにカラヤンの目指した録音だったのではないでしょうか。もちろんそれぞれの家の作り、大きさ、素材、それから持っているステレオやスピーカーで鑑賞する環境は変わってしまうでしょう。でも、少なくとも、同じ家や状況(学校の音楽室での音楽鑑賞など)であれば、ほぼ同じ条件で聴くことが可能なわけです。先程、家の作り、大きさ、素材の違いを言いましたが、その違いをある程度乗り越えた、「最大公約数」としての素晴らしい音楽が聴けるのが「録音」の目指している音楽なのではないでしょうか。演奏会の特殊性は当然のことながら記録できない。だから、実際演奏家で聴いた演奏がライブ録音で発売されても、「録音を聴いたけど、演奏会ほど感動しなかった」といった感想が出てくるのでしょうね。

 

「最大公約数」としての音楽

先程、私は「最大公約数」としての音楽という言い方をしました。もう少し、この部分を掘り下げてみると、ものすごくこだわりを持っている方は気に入らないかもしれないけれど、幅広い層から「この演奏はいい演奏だね」と言われ、支持が得られる演奏。これがカラヤンの目指した「録音」の音楽だったのだと思います。いつ、だれが聴いても美しく同じように聴こえる。多くの人が「美しい」「素晴らしい」って言うレベルってものすごいことだと思うんです。料理でいうと、こだわりのある人がおいしいと言って通う店。もちろんおいしいんだと思います。でも癖があるとそれを嫌う人もいる。方やみんなが行きたがるおいしいレストラン。強い癖はなくとも、万民受けする。もちろん、安くてまあまあレベルのレストランではないですよ。高級だと多くの人が思う、おいしいレストラン。どっちを食べに行くかはその人の好みですよね。

おそらく、フルトヴェングラーや古き巨匠を愛していらっしゃる方は、どちらかというと、こだわりの老舗を探すタイプ、私も含め、カラヤン肯定派は高級感あるおいしいレストランに行きたいタイプなのかもしれませんね。

 

シェーンベルクの「管弦楽のための変奏曲」

この曲についても山田氏は触れています。カラヤンはこの曲を、「実演では不可能」と言っています。この譜面通りに演奏しても、聴衆の耳には届かない音や響きがたくさんあるそうです。私からすると、他のどの作曲家でも、全ての音を聴かせることは不可能に思われますが、カラヤンの頭の中では、スコアから響きが導き出せているのでしょう。しかし、そんなカラヤンでも、この響きは不可能と判断したのが「管弦楽のための変奏曲」だったようです。とはいえ、カラヤンは実演で8度ほどこの曲を取り上げています。その中で、そう判断したのかもしれませんね。では、もう演奏をしなかったのか、いや、そうではなく、「録音」することで、誰の耳にも届く響きを完成させたのです。

「ミキシング」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、カラヤンはこのミキシング作業により、一部の耳のいい聴衆だけではなく、聴く人全員が響きを満喫できる演奏を作り上げたわけです。このミキシングを悪く言う人が多く存在していますね。自然な演奏に手を加える、修正を加えるということが許せない人からすると本当にあるまじき行為だと思います。しかし、手を加えない演奏では響きにならない、聴こえないようでは元も子もないのもある意味事実だと思うんです。カラヤンは、「誰の耳にも聴こえる音楽」を作ってくれていたわけですね。

 

というわけで、久々に読み返した本から、カラヤンの目指した録音とはどのようなものだったのかを少し考えてみました。

生の演奏がいいのか、録音がいいのかは意見が大きく分かれる問題だと思います。皆さんはどうお考えですか?

 

 

2026HAWAII旅行記③

もうすぐ8月も終わりですね。やっぱり日本は暑い‥‥。昨年よりは過ごしやすいとは思いますが。

無事に、HAWAIIから帰国しました。旅行記②の最後に、再び新たなハリケーンができていると綴りました。確かにハリケーンは発生したのですが、予測進路等が大きく変わり、HAWAII滞在後半は、ほぼハリケーンの影響なく過ごすことができました。ちょっと風が強めだった(そのため波が高い時がありました)くらいでしょうかね。何事もなく過ごせてよかったです。

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すっかり晴れたHAWAIIはこんな感じです!いつ見てもいい眺めですよね。

              

さて、HAWAII旅行記③は、ハワイで観ることのできた「シルク・ドゥ・ソレイユ ~AUANA~」について綴っていきたいと思います。

 

念願かなって!

実は「ハワイでシルク・ドゥ・ソレイユ観たいよね!」って、昨年の旅の時から話していたんです。ですが、残念なことに、我が家がハワイに行くことになっていた週、公演がすべてクローズだったんです。行きたくても行けなかったんですよ。

そんな思いを持ちつつ、「今年はシルク・ドゥ・ソレイユを観るイベントから声かからないか?」とハワイのプランを練っていたところ、イベント会社からお誘いが。そのお誘いの内容が「食事+シルク・ドゥ・ソレイユ鑑賞」という、完全に我が家の希望を100%叶えてくれるものだったんです!奇跡的ですよね。もしかすると、ここで運を使い果たしたがために、到着日のストーム、ダイヤモンドヘッド閉鎖になってしまったのかも‥‥。しかしです、そんなアクシデントを見事に吹き飛ばしてくれるような素晴らしい公演でした😊

                                                     

いざ!「アウトリガー・ワイキキ・ビーチコマ―」へ!

公演が行われたのは、ワイキキにあるホテル、「アウトリガー・ワイキキ・ビーチコマ―」です。ワイキキの中心地にあり、近くには有名な高級ホテル「モアナサーフライダー」やインターナショナル・マーケットプレイスなど、多くの観光スポットが存在しています。そんな観光スポットでのシルク・ドゥ・ソレイユ鑑賞となりました。しかも、今回観る「AUANA」はハワイ限定のショーです。「シルク・ドゥ・ソレイユ」っていろいろなパターンがあるのをご存知でしたか?日本でも一時期、ディズニーリゾート内にシルク・ドゥ・ソレイユ専用の劇場があり、「ZED」というショーが公演されていました(私はこれを2度観ました)。なので、シルク・ドゥ・ソレイユを観たといっても、どのシリーズを観たのか、確認が必要ですね。

先程も書きましたが、この「AUANA」はハワイ限定なので、今回が初めてということになります。入口はこんな感じです。

                

撮影スポット

入り口をエスカレーターで上がると、撮影スポットがあります。光の色が変わってすごいんです。これは緑っぽいですけど、黄色っぽかったり、白っぽかったりと変わるんですよ。こういったところでも楽しませてくれますね。

               

 

いよいよ「AUANA」スタート

座席につくと、間もなくシルク・ドゥ・ソレイユがスタート。途中休憩なしの約80分間のショーでした。実は、この「AUANA」、写真撮影と動画撮影がOKなんです!!もちろん、ショーを楽しみながらばっちり写真と動画を撮りました。アップして、皆さんに見ていただきたいところですが、SNSでショーの様子を流してしまうのはちょっと問題がありそうなので、文章のみでお伝えしたいと思います。

最初に、客席横から、弾き語りのおじさんが登場します。心に染みる音を出しているんですよね。そのおじさんが舞台の前方に腰かけて、しばらくギターに酔いしれます。すると、舞台に急に飛び乗ってくる人が!飛び乗る前も、係員に注意されている感じだったので、「えっ!アクシデント?」と思ったら、どうやら演出のようです。この舞台に飛び乗った男性がこの話の主人公。彼が色々と世界を展開していくことになります。

 

バランス芸健在

ハワイの大地がどのようにできていったのか、そのストーリー性も素晴らしいのですが、やはり「シルク・ドゥ・ソレイユ」といったらバランス芸。東京の「ZED」では肉体とバランスが焦点として当てられていましたが、今回のAUANAでも素晴らしいバランス芸が披露されました。狭い台上でのローラースケート。小さい水槽内での演技。巨大シーソーを縦横無尽に動き回るバランス芸。2人組によるアクロバット。集団ブランコ。

ざっと並べましたが、まだまだ演目はありました。やはりハワイらしく、フラダンス、ハカ的な踊りも散りばめられていました。客席の間にも演者の方たちが入ってきて、目の前でも色々な演技が繰り広げられていました。実は、私たち家族はかなりいい席に座れました。通路の目の前の席。目の前の通路に演者が来てくれて、手を振ってくれたりするんですよ。何度かハイタッチもできました!貴重な体験でした。

究極のサンドアート

今回の演目の中で、私が最も感動したのは、「サンドアート」でした、歌と踊りをバックに、サンドアート担当の女性が登場。生命の誕生、植物の誕生、人類の誕生、大地に人々や植物が、そして空に虹がかかる。ここまでを見事にサンドアートで表現していました。いやぁ、サンドアートは本当に感動的です。鳥肌が立ちますよ。テレビ等で観たことはありましたが、実際、目の前で、下書きも何もないパレットに、砂を巧みに操って、次々に絵を描いていきます。あたかも絵が動いているように見えてきます。動画の編集を見ているかのようでした。見事としか言いようがありません。感動です!

終演後は、サンドアートの方がロビーに出てきてくれていたので、手を振ってみたところ、手を振り返してくれました。

 

というわけで、大感動のシルク・ドゥ・ソレイユでした。来年もまた観てみたいと思える内容でした。是非、みなさんもHAWAIIへお出かけの際は、是非、ご覧ください!

それでは!

 

2026HAWAII旅行記②

2026HAWAII旅行記②でございます。

旅行記①では、ストーム「Lala」の影響を少しお話ししましたが、ハワイへの影響は少しではありませんでした!

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ダイヤモンドヘッド州立自然記念公園閉鎖

今回のハワイ、久々にダイヤモンドヘッドに登ることを計画していました。そこで、日本で、登山当日、ダイヤモンドヘッドのある州立自然記念公園までの送迎を旅行会社を通じてお願いしていました。ストーム「Lala」の影響で数日様々な公園や植物園が閉鎖となっていたので、大丈夫なのか?と心配していたのですが、登山前日の夜に旅行会社からツアー実施のメールが届きました。ならダイヤモンドヘッドへ登れる!と朝の5時に起きて、準備をし、ピックアップ場所へ集合。他にも多くの日本人観光客がいらしていました。皆さん「今日は州立公園、もう大丈夫なんだ。よかったね」と言っていた最中、何やら嫌な雰囲気が‥‥。州立自然記念公園手前まで来た時のことです。なぜか引き返してくる車が多い。そして、公園の駐車場前で、多くのドライバーが交通整理の係員と何か話しているんです。そう、まさかの「公園閉鎖」だったのです。

公園が閉鎖されていてはどうすることもできません、旅行会社のドライバーさん(アメリカ人の方でした)も「今朝も閉園とは聞いていなかった!」と言うんです。仕方なく、ピックアップ場所ではなく、宿泊先まで送ってくれて、「ごめんなさい。別の日に予約を変えたければ変えるので、連絡をください」と言われ、その後メールも来たので、数日後に変更しました。その頃にはもう登れるだろうと思っていました。

 

前日夜に連絡が‥‥

会う人、会う人、「まだオフィスが停電なの」とか「家が壊れちゃって」といった話を聞き、リトライのダイヤモンドヘッドへの登山は大丈夫かちょっと不安になってきました。ダイヤモンドヘッドに登るには事前に登録が必要で、そのホームページを見てみると、予約を開始しているようだったので、今度は行けそうです。

ところがです。ダイヤモンドヘッドツアー前日の夜になり、旅行会社から一通のメールが。「嫌な予感が‥‥。」予感的中でした。

「ご不便をおかけし、心よりお詫び申し上げます。残念ながら、ダイヤモンドヘッドは明日も閉鎖のまま、パーク内の電気系統の問題修理が続いています。

ツアーの日程を別の空き日に変更したい場合はお知らせください。喜んでお手伝いいたします。」

という内容のメールでした。残念‥‥。このことを子どもに伝えたところ「落ち込む~、今日はもう寝る。」とちょっと不貞腐れてしまいました。無理もありません。今回、ダイヤモンドヘッドに登ることを1番楽しみにしていたのは子どもだったんです。2度も行けないとなれば仕方ないですよね。

それに、もう他の予定も詰まっていることもあり、他の日に変更の選択肢はありませんでした。数日伸ばしたとしても、まだ閉園の可能性大のようです。

子どもに、「今回は、ダイヤモンドヘッドに呼ばれていなかったのかもしれないね。次の機会にチャレンジしてみよう」と声をかけたものの、特に反応もなく寝てしまいました。ゆっくり休んで機嫌を直してね!

 

ホヌは見れました!

なんだかせっかくのハワイなのに、ストームのせいで思い通りにならないことが続いたのですが、そんな嫌な思いを忘れさせてくれる出会いがありましたよ。

そう、Hawaiiといえば、ウミガメですよね。現地では「ホヌ」と呼ばれていて、幸せを運んで来てくれると言われています。

昨年も泳いでいる最中にプカッと顔を水面に出したり、自分の周りを泳いでいるホヌに会うことができましたが、今年も何度も見かけることができました。海に入るとすぐに数匹、見つけることができましたよ。これで、ダイヤモンドヘッドの件は帳消しですかね?(これは私が撮った写真ではありませんが、こんな風に見えるんです。これを写真に収めるには素人には難しい!)

           

今回は遭遇確率が高いので、この後、Happyな滞在になることを祈って!

(しかし、先程、新たなハリケーン情報が‥‥)

 

次回は念願かなって観てきました!「シルク・ド・ソレイユ」について綴りたいと思います。

 

2026HAWAII旅行記①

今年もやってまいりました!待ちに待ったHAWAIIでございます。

というわけで、クラシック音楽談義はしばしお休みして、Hawaii旅行記をお楽しみいただければと思います。

Hawaiiへ出発!

遅めの夏休みをもらい、Hawaiiに到着しました。日本では台風が続いていましたね。2つ目の進路逆走台風が直撃すると出発が危うかったのですが、幸いなことに東側にそれてくれたので、無事に出国することができました。

 

ストーム直撃か?

しかしです!問題はHawaii側にありました。なんとストーム直撃の情報が入ってしまいました‥‥。ストームの名称は「Lala」。名前は可愛いんですけどね。事前情報では、そのLalaの影響で、停電や断水などの被害が出ているとのこと。それにすごい風のようで、飛行機が着陸できるのか?ちょっと悪夢がよぎってしまいました。

ですが、予定のフライトから約1時間遅れでの出発となりましたが、無事に出発!一安心です。最も雨風がひどい時間を避けるためにフライトの時間をずらしたとのことでした。

天候が悪いので、Hawaiiに近づいた際にはかなり飛行機が揺れるのかと思いきや、さほど揺れることなく、無事に着陸!機長さん、ありがとうございました!到着してみると、結構雨風がひどいことが分かりました。ハワイの空港もいつもよりは混んでいましたね。

                

 

宿泊先が大変なことに‥‥

私たちは毎回、Hiltonに宿泊をしています。今回も空港から定額制のタクシーでHiltonに向かいました。タクシーは予約制で、飛行機が遅れても特に何もしなくても対応してくれるので便利です。雨は相変わらずひどいのですが、問題なくHiltonに到着、そしてすぐにcheck inまではよかったのですが‥‥。check inの最中に「電話がダウンしています」とか「カードキーのシステムがダウンしているので、とりあえずこのカードキーだけでお願いします」など、今までに経験したことのない状況でした。なんと、私たちが到着する前、ホテルは停電・断水の状態にあったようです。エレベータも使えなくなり、部屋の空調もきかない時間がかなりあったようで、Hiltonも大混乱だったことでしょう。部屋が決まり、中に入れるのも今までで一番待ったと思います(まぁ、こんな非常事態ですから仕方ないですよね)。でも、フロントデスクの方が「お待たせして、本当にすみません」と丁寧に対応して下さいました。ほとんどの従業員さんから、「こんな状況初めてだ!」という声を聞きました。ある意味、貴重な体験かも‥‥。

Hawaiiといえば、ピーカンの青空のにヤシの木があるイメージですかね?そう、いつもはそうなんですよ。しかし、今回かこんな感じ。雨粒見えますかね?

            

いやぁ、ほとんど滝状態でしたよ。修行させられてるみたいな感じでした。もう傘なんて意味ありませんよ。現地の方は、こんな豪雨でも、傘もささずに悠然と歩いてました。

 

夕方から天気回復

まだ雨が降ったりやんだりはしていましたが、夕方頃にはだいぶ天候がおさまってきました。我がホームグランドからの風景はこんな感じです。かなり曇ってますよね。人もまばらです。ちょっと肌寒いくらいでした。

              

 

天気はある程度回復したものの、いつも買い出しに行っているスーパーは休業、やっているABCマートなども入場規制がかかっていたり、販売している商品が少なかったりといつものワイキキには戻っていませんでした。

 

Blue Water Shrimp

我が家のホームグランドはコンドミニアムのため、結構自炊をして過ごしています。ですがこの日は、あまり食材を仕入れられなかったので、Hiltonの敷地内にある「Blue Water Shrimp」で購入。結構有名なお店ですよ。毎年は買ってはいないのですが、比較的利用頻度は高いお店です。やはり店名にあるように、「ガーリックシュリンプ」がおいしいですよ!

             

ステーキ・グリルフィッシュ・ガーリックシュリンプのプレートを注文。あっという間に食べ尽くしてしまいました。おいしかった。ごちそうさまです!

 

というわけで、このあとしばらくハワイに滞在し、英気を養おうと思います。

ちなみに今朝は快晴というわけではありませんが、まあまあハワイっポイ感じに戻っています。

      

波はちょっと高いですね。それと海がまだ濁っている感じです。特に右のヨットハーバーの水はかなり濁ってますよね。だいぶ日差しも出てきましたよ。

 

それではまた数日後、旅行記②を綴っていきたいと思います。

よろしくお願いします。

 

歌劇「リエンツィ」序曲の出だし

逆走台風が通過し、幸い我が家の周辺は被害はなかったようですが、皆さん、大丈夫でしたか?また新たな台風もできてしまうようなので、ちょっと大変な夏になりそうですね。

さて、本日は、ワーグナーの歌劇「リエンツィ」序曲について、少し綴ってみようと思います。なぜ「リエンツィ」かって?実は、ここ数日、なぜかこの曲を口ずさんでしまっているから。それと、今年のバイロイト音楽祭が初めてこの歌劇「リエンツィ」で開幕されたことが記事として色々なところにあがっていたからです。

 

歌劇「リエンツィ」を知っていますか?

まず、この作品、もしかするとそれほど知っている人は多くないのではないでしょうか。どうやらワーグナーの歌劇の中ではあまり上演されていない作品のようです。細かいストーリーについては割愛しますが、ワーグナーの歌劇の初期の作品で、初演では大成功で、ワーグナーの出世に一役買った作品だそうです。現在では約3時間半ほどの演奏時間だそうですが、最初は6時間もかかる長大なオペラだったため、だんだんと演奏される機会が減ってしまったそうです。それと、ワーグナーと言えば、バイロイト音楽祭。この音楽祭になかなか取り上げられる演目でなかったことから、上演機会は多くなく、歌劇そのものを観たことがある人は少ないのだと思います。

 

序曲は有名♫

そんな「リエンツィ」ですが、序曲は有名だと思います。まあ、「リエンツィ」に限らず、オペラの内容は知らないが、序曲は有名という作品は結構ありますよね。

この序曲演奏時間は指揮者によりまちまちですが、12分~14分くらいだと思います。やや長めの序曲なのですが、聴いてみるとそんなに長く感じない爽やかな曲だと思います。ワーグナーというと、「重たく大編成の荘厳な響き」といったイメージを持つ方が多いのではないかと思いますが、この「リエンツィ」序曲、編成こそ大きいのですが、実に軽快で美しく聴きやすい音楽なんです。ワーグナーの重たさを期待している人からすると、肩透かしをくらう曲かもしれませんよ。

アマチュアからプロのオーケストラの第1曲目や、小作品を集めたコンサートなどではよく取り上げられている曲だと思います。私も何度か演奏しましたよ♬

 

「リエンツィ」序曲の出だし!

では、本日の本題です。この曲の出だしですが、とっても難しいので、これを吹ける人、またはこれを吹ける度胸のある人がオーケストラにいないとプログラムにあげることは不可能ですね。実は、トランペットのソロから始まります。それも、「A(アー)」の音をピアニッシモで奏で、クレッシェンド、そしてディミヌエンドして再びピアニッシモに戻るという単純な音符を奏でるのですが、考えてみてください。会場が静まりかえって、さあ、トランペットの静かなソロから始まるという会場の雰囲気。それは奏者は緊張することでしょう。金管楽器経験者の方ならお分かりだと思いますが、大きい音で「パアーン」と吹くのはそう怖くないですよね。ところが、小さく優しく音を出すのは難しいですよね。だから、トランペット奏者からすると嫌な曲なんです。

それと、もう1点、この曲の嫌な点があるんです。それは、先程のべた「A」の音、ピアノの音でいうと「ラ」の音から始まるからなんです。「なんでこの音が嫌なの?」とお思いの方がいらっしゃると思うんです。なぜ、「A」が嫌か。それは、オーケストラが演奏を始める前に、チューニング(音程を合わせる作業です)を行います(演奏会に行ったことのある方はお分かりだと思います)。この音が「A」だからです。このチューニングした「A」の音と、曲の頭に出した「A」の音程が狂っていたら、聴衆からすると「えっ!」となりますよね。先程も申し上げましたが、普通の音や大きな音で「A」を出すならそれほど難しくない。ですが、小さい音で始めることが難しい上に、音程も外せないとなれば、トランペット奏者にものすごいプレッシャーがのしかかっていることは想像していただけるでしょうか。

というわけで、「リエンツィ」序曲をとりあげるためには、この「A」を「吹けるよ!」と言い切れるトランペット奏者が必要なわけです。

 

冒頭をどう指揮するか♬

このトランペットにとって難しい冒頭、いかに緊張させずに吹かせることができるかが指揮者の腕の見せどころとなるわけです。この部分をどう振るか、非常に興味がありますよね。この部分、あのカラヤンは実に素晴らしい振り方をしたという証言をある番組でゲットしましたよ!以前、Classica Japanという番組で放送されたドキュメンタリーを見返していたところ、カラヤンが学生時代にこの序曲を学生オーケストラ相手に指揮する授業のことに触れていました。この当時のカラヤンは名指揮者、クレメンス・クラススの授業を受けていたとのことです、クラウスは、4拍目を振って、次に1拍目の合図をしてあげればいいとカラヤンに指示したそうです。しかしです。私もトランペットを演奏しますが、クラウスのように指揮されると、ちょっと出られないかもしれません。4・1と振られると、完全に指揮者の「ここで出ろ!」というタイミングに縛られてしまうんですよね。先程紹介したように、トランペット奏者にとってはかなり怖い部分。できれば自分のタイミングで「ここだ!」という時に吹き出したいんです。

では、カラヤンはどう指揮したか。

「オーケストラが静まると、そっと手を上げ、次に顔を少し上に動かす。するとトランペットが静かに「A」の音を自然に奏でた」と紹介していました。このカラヤンの指揮、本当に奏者の気持ちが分かっているといいましょうか、実に理にかなった指揮だと思います。顔をあげたのは拍を出したのではなく、そこで息を優しく吸って、自分のタイミングで出なさいという合図だったんです。

トランペットソロで始まる曲って、色々ありますよね。マーラーの交響曲第5番やムソルグスキーの「展覧会の絵」など、実は、指揮者に拍を出されるより、「ご自由にどうぞ!」と振って頂けた方が個人的にはありがたいんですよね。指揮者の方によっては、「奏者のタイミングに任せると、他の奏者とのテンポの共有ができない」と仰る方がいました。これはこれで理にかなった見解だと思います。なので、どの振り方が正しいという絶対的な正解はないのだと思います。

              

カラヤンはよく、自己陶酔の状態で指揮していると言われますが、決してそんなことはなく、奏者がどうすればきちんとした、自分の望む音を出せるか考えているんだと思ったエピソードでした。しかし、残念なことに、この「リエンツィ」序曲、1935年にアーヘン時代に演奏して以来、1度も演奏していないんです。こんな素晴らしい指揮で、是非、ベルリン・フィルとの演奏を聴いてみたかったですよね。今度、「もしもシリーズ」で取り上げてみようか考え中です。記事が出来ましたら、またお付き合いください(過去の記事はこちらです)。

karajanjan.hatenablog.com

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というわけで、今回は歌劇「リエンツィ」序曲にまつわる話を綴ってみました。皆さんはワーグナーのどの序曲がお好きですか?

 

かわいいお客様

東京はここ数日は比較的過ごしやすい日が続いていたと思ったら、今日は午後からピーカン。久しぶりに汗ばむ感じでしたね。

さて、今回は音楽談義ではなく、かわいいお客様の話。ライトな記事です。

先週まで、出張が何回か続いておりました。出張先はまあまあ涼しく、心地よく仕事ができました。でも、クーラーなしではやはりちょっと蒸し暑くなってしまう感じの気候でした。雨も結構降る地域だったので、その雨で気温が下がってくれたように思います。

夜になり、ふとロビーのガラスに目をやると、「お!」いました!そう、かわいいお客様とはこの「アマガエル」です。

               

ちょっとピントがいまいちですみません。外に出て写真を撮ろうと思ったのですが、逃げられてしまうと元も子もないので、ガラス越しに撮影しました。お腹がプクプクしていて可愛らしいですよね(気持ち悪いって言わないでくださいね)。

昔は東京でも庭や道路でも見かけたものです。ところがここ数年で見かけることは無くなってしまいました(生息はしているようですが、見つけた方はいらっしゃるでしょうか?)。雨上がりには当たり前のように見かけていた記憶がありますが、いつのまにか私たちの目の前から姿を消してしまいました。温暖化の影響もあるのかもしれませんが、東京でアマガエルがいなくなってしまったのは、環境の変化が一番の原因でしょう。土や草地がどんどんコンクリート化され、アマガエルにとって、落ち着ける環境ではなくなってしまったのでしょうね。

この日、アマガエルの存在を思い出させてくれる日となりました。やはり自然の残っている場所には生き物が生息し続けてくれているのですね。ちょっとうれしくなりました。よく見ると、1匹だけではなく、何匹ものアマガエルがガラスに張り付いて、虫をパクパクと頬張っていました。

翌日、宿の方に昨晩のアマガエルの話をすると、「この辺りにはたくさんいますよ。特に雨が降ると道路に大量に出てくるので、車を運転しているとよけられず、ひいてしまうんです。そのひいたカエルをカラスが食べにくるので、朝方には何事もなかったかのように道路は綺麗になっているんですよ。」と教えてくれました。

車にひかれてしまうのはちょっとかわいそうなのですが、道路一面にはい出てくるそうです。確かによけられないですよね‥‥。カラスがそれを狙っている。自然の中で生き抜くことの厳しさと、生態系のシステムがしっかりと確立しているんですね。東京ではもう失われてしまった風景がこうして残っていてくれて、ほっとした気持ちになりました。

 

というわけで、ちょっと自然を考えることができる時間を過ごすことができました。こういう時間を持てるって、とても大切だと思いました。心が癒されました!ありがとう、アマガエル!