karajanjanの日記

カラヤンについて語りましょう

おとなのEテレタイムマシン

4月からテレビ番組が色々と変わりましたね。なかなかひとつひとつチェックはできないですよね。そんな中、NHKEテレの22時~22時50分から「おとなのEテレタイムマシン」という番組がふと目に飛び込んできました。この番組のタイトルだけでは何の番組だかよく分からなかったので、テレビの「番組表」の機能でこの番組を検索してみると、N響の昔の演奏を放送してくれる番組であることがわかりました。(火曜日の夜にもこの番組がありますが、そちらは主に落語のようですね)

第1回目の放送は、ポリーニソリストに迎えてのブラームスのピアノ協奏曲第1番(指揮:ウォルフガング・サヴァリッシュ)でした。ポリーニが最近亡くなったこともあり、追悼番組的な面もあったかと思います。若かりしポリーニサヴァリッシュが熱演を繰り広げていました。この曲はとにかくスケールが大きく、エネルギッシュなので、どうしてもオケが前に行こうとしてしまうようです。それをサヴァリッシュが必死に(?)抑えているように感じられてとても面白い演奏でした。テンポをなんとかこらえようとしている分、パワーがたまった演奏になるといいましょうか、熱のこもった演奏でした。この時のN響サウンドは今よりもかなり重たい気がします。(ブラームスのピアノ協奏曲第1番については、グールドとバーンスタインに関しての記事を書いていますので、よろしければそちらもお読みください!)

第2回目の昨日は、ヴァーツラフ・ノイマン指揮で、スメタナの連作交響詩「わが祖国」から「高い城」、「モルダウ」、「ブラニーク」が放送されました。

            

指揮者のノイマンチェコの指揮者です。クーベリックとならんで、チェコの名指揮者です。私はノイマンN響ドヴォルザーク交響曲第8番を聴いて感動し、すぐにノイマンチェコ・フィルのCDを買いに行ったのを今でもよく覚えています。ノイマンの優雅な指揮ぶり、大きな音楽づくりがとても印象に残りました。今回放送された「わが祖国」は、かつて観た記憶があります。放送された当時も「ノイマンスメタナだ!」とかなり期待して聴いていました。あの頃のことが色々と思い出される名演でした!「

モルダウ」はカラヤンよりもノイマンの音楽づくりの方が好きかもしれません♪

3月まではクラシック番組というと、NHKEテレで木曜日21時~の「クラシックTV」、日曜日21時~「クラシック音楽館」、NHKBSで日曜日23時20分~「プレミアムシアター」でしたが、この4月から土曜日22時~「おとなのEテレタイムマシン」が加わり楽しみが増えました。「クラシック音楽館」や「プレミアムシアター」はどちらかというと最近の演奏会が放映されていますが、この「おとなのEテレタイムマシン」は過去の貴重な映像を中心に放送してくれるようなので、個人的にとっても楽しみです。見逃した演奏、録画し忘れた演奏などが見られると思うとワクワクします。来週は中村紘子さんのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番だそうです。基本的にN響の演奏が放送されると思いますが、NHKホール、またはNHKがかかわった海外オーケストラの貴重映像もそのうち放映してくれないかなと思っています。ただ、放送枠が50分なので、演奏会まるまる流してはくれなそうですね。

そういえば、ノイマンドヴォルザーク交響曲を観ていた頃、「N響のアワー」というクラシック音楽番組は土曜日の20時から放送していたような気がします。それが曜日、時間の変更を経て、「N響アワー」は終わってしまいました。とても残念に思っていたので、「N響アワー」の復活のような気もしてきました。

皆さんも是非、観てみてください♫