karajanjanの日記

カラヤンについて語りましょう

ジョン・ウィリアムズ

急に寒くまりました。皆さん、体調はいかがでしょうか?

さて、先日、NHKEテレで「セイジ・オザワ松本フェスティバル2023」の演奏会が放映されていました。小澤征爾さんが直接タクトをとっての演奏会はなかなか難しいですね。そんな中、今年はジョン・ウィリアムズが自作を指揮するというとても楽しそうなプログラムが取り上げられていました。

曲は・「雅の鐘」「Tributes!」「遥かなる大地へ」「E.T」「ハリー・ポッター」「シンドラーのリスト」「スター・ウォーズ」など演奏されていました。

今回、サイトウ・キネン・オーケストラが演奏を担当していました。言わずもがな、世界で活躍している一流のプレーヤーが集結するドリームオーケストラですから、当然、テクニック的には上手いわけです。細かい音も、ハイトーンも素晴らしかったです。とても楽しめる演奏会ではあったかなと思います。(サイトウキネンフェスティバルがスタートした当初はメンバーのかかわりがもっと深かったと思いますが、現在のメンバーはワールドワイドになり、世代も変わり、どのくらいのつながりがあるのあかはちょっと分からなくなってきたような気はしています)

ジョン・ウィリアムズは今回のような演奏会を多々指揮しています。今回はサイトウ・キネン・オーケストラ。他にもベルリン・フィル、そしてウィーン・フィルとも行っています。この3つの中で一番最初に行ったのがウィーン・フィルとの演奏会。そのCD、DVDがこちらです。

               

ウィーン・フィルがまさか、こういった映画音楽をやるとは!と、かなり話題になりました。その後、ベルリン・フィルとも行い、大成功だったように記憶しています。ベルリン・フィルとの演奏会もCDになっていますね。残念ながら、私はベルリン・フィルとの演奏会のCDは所持していません。

さて、この3つの素晴らしいオーケストラでの演奏会ですが、私はこの、ウィーン・フィルとの演奏会が格段に素晴らしいと思っています。サイトウ・キネンとの演奏も素晴らしいとは思ましたが、ハートフルといいますか、団員の楽しみ方、表情が、このウィーン・フィルとの演奏会では特に素晴らしかったというか、観ていて楽しかったです。観ていても楽しいって、クラシックのコンサートではそう多くないと思います(プログラム的に楽しい!というのは特別なコンサートになる可能性が高いような気がします)。ベルリン・フィルとの演奏会もうまいし、かっこいいんです。(そう、この演奏会はとにかくかっこいい!という形容が似合っていると思います)でも、ウィーン・フィルはとにかく楽しそう。ジョン・ウィリアムズと共演するのがウィーン・フィルとしても長年の夢だったようで、それが実現し、相思相愛の関係で演奏会が進んでいる様子が観ていても、聴いていても感じられるとってもいい演奏です。ミスやテンポがおかしい部分は実はたくさんあるんです。先程から述べているように、テクニック的にはベルリン・フィルとの演奏、サイトウ・キネンとの演奏の方が上だと思います。スター・ウォーズのメインテーマはメロディーと伴奏がずれずれになってしまい(トランペットが気持ちよく吹きすぎて遅くなっているのが原因かもしれません)崩壊寸前なんですが、なんとか持ち直します。でも不思議と面白い、味のある演奏なんですよね♫

ちょっとリラックスして音楽を楽しみたい時には、是非、このウィーン・フィルジョン・ウィリアムズの演奏を聴いてみて下さい。(映画好きの方はかえって興奮してしまいますかね?)