karajanjanの日記

カラヤンについて語りましょう

大学入試でもクラシック♫

大学入試の季節になりましたね。全国の受験生のみなさん、体調管理に気を付けて、本番でベストの力を出せるように頑張ってくださいね!

さて、今年の大学入学共通テストの国語の問題をご覧になった方はいらっしゃるでしょうか?例年の大学入学共通テスト(自分の頃はセンター試験と言っていました)は1問目が評論文(現代文)・2問目が小説(現代文)・3問目が古文・4問目が漢文という構成になっています。なんと、今年の第1問目の評論文の問題の出だしが、「モーツァルトの没後200年」というものでした。そして、モーツァルトの「レクィエム」、ゲオルグショルティウィーン・フィルという用語が登場しました。自分が受験生だったら、かなりリラックスして試験に臨めたのではないかと思います。自分の好きなジャンルの文章は嬉しいものですよね。

この文章を読むことで、まさに書かれている、モーツァルト没後200年にシュテファン大聖堂で行われたショルティ指揮、ウィーン・フィルのレクィエムの演奏を思い出しました。これは1991年のことでした。カラヤンが亡くなった2年後、バーンスタインが亡くなった1年後でした。個人的にはショルティはあまり得意な指揮者ではなかったので、このモーツァルトイヤーにカラヤンバーンスタインが生きていてくれたら、このミサを担当してくれていたのかなぁ?などと思っていました。アバドはこの時、ベルリン・フィルのシェフとして活躍していて無理かな?ムーティミラノ・スカラ座音楽監督で忙しいかな?と音楽界の勢力図を色々と思い浮かべていた記憶があります。あまり得意ではないと書きましたが、ショルティはもう長くウィーン・フィルと関係を持っていて、カラヤンが亡くなった直後にもヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」の指揮を急遽引き受けて、ウィーン国立歌劇場での公演を成功に導いているので、こういったミサの大役を任されても、おかしくない、素晴らしい指揮者だと思います。この様子をビデオで録画して何度も観ていました。問題文にもこの様子がLD(レーザーディスク)として発売されたと記されているんですよ。自分は買いませんでしたが、「しっかり観てましたよ!」と思わず心の中で叫んでしまいました。この演奏を収めたCDはこちらです。

                 

この演奏は、演奏そのものというよりは宗教行事としてのミサを味わうのにもってこいだと思います(ミサの雰囲気を味わうということであれば、カラヤンヨハネ・パウロ2世により挙行されたミサで、戴冠ミサ曲を長い儀式の中で奏でているものもいいと思います。そのことはまた後日、綴ろうと思います)。荘厳な雰囲気を味わえ、一味違ったレクィエムに感じられるのではないでしょうか。

この他に、入試や模擬試験で出題された文章をちょっと確認してみたら、「コンサートマスター」、「カラヤン」といったワードも発見できました。こんなに同じような時期にクラシックのワードを発見したことはなかったのでちょっとびっくりです。読んでみるものですね。

今回は、違った意味でのクラシックの楽しさを綴ってみました。今年はクラシック音楽に関する当たり年になるといいですね。ちょっと期待してしまいました(私の勝手な妄想です)♫